劇団美山
「劇団美山」の長い歴史は明治36(1903)年から始まる。初代・江味三郎が「江味劇団」として創立、昭和32(1957)年には二代目・江味三郎が「江味三郎劇団」を新たに旗揚げした。 現在の「劇団美山」に至るには、この二代目・江味三郎が松竹新喜劇在籍中に、藤山寛美氏から「美山昇二郎(里美たかし総座長の父、故人)」の芸名をもらったことがきっかけとなっている。 平成9(1997)年、美山昇二郎の長男・里美たかしが当時最年少記録の座長襲名を果たし、再度の旗揚げとなった。平成30(2018)年には、劇団と里美たかし座長襲名からの20周年を記念した公演を新歌舞伎座で挙行。旅芝居の歴史に大きな足跡を残している。 2019年、写真集付き映像作品「The劇団美山」をユニバーサルミュージックより発売。 海外メディアに「全てがパンクな空気感を持つ」と評されたそのステージは、芝居や舞踊の新作は勿論定番の演目であっても時代の空気を纏い進化し続けて、日々観客を楽しませている。